多くの方に支えられているnamiさん。植物を中心としたイラストを始めた経緯や今後の展望を語っていただきました。
nami(池上 奈美 いけがみ なみ)1977年4月27日、長野県出身、東京都在住。東京工芸大学芸術学部を卒業後、複数のデザイン会社・アパレル関連会社で現場の実務を積む。2011年から植物を中心としたイラストを始める。ボディペイント・ライブペイントを中心に活動している。人生のモットーは「小さなひとつがくっついて連なると、新たなひとつのカタチが産まれる。人と人とのつながりのように」
目次
自分の直感と周りの仲間を信じて、人生を生きる【現在】
植物を中心としたイラストを始めて、3年ぐらい経ちました。私の絵と出会い、共感していただいた方のご紹介などで色々な場所で活動できています。ボディペイントやライブペイントなども手がけています。私が絵を描く原動力って、第一に「自分が楽しい」なんです。自分が楽しく描いていると、見ている人も笑顔になって、その空間が笑顔と温もりでつつまれてて、何となく幸せな気分になります。楽しくて幸せな空気を提供すべく、今後も絵でクリエイティブな表現活動をしていきます。
アート系の学校からデザイン関連の仕事に就く【過去】
高校卒業後は、地元の短大に通ってOLになるんだろうと思っていました。だけど、進路を選ぶとき、母親が「それでいいの?」と聞いてきました。私は、それが当たり前だと思っていました。母親が「namiちゃん、普通でいいの? namiは、小さいときから絵を描くのが好きだった。絵の道に進んでみたら?」と背中を押してくれました。当時、親戚一同、大波乱だったんですけどね(笑)
だったらと思い、アートの道に進むことにしました。高校3年生のときに半年間、アートスクールに通い、東京工芸大学芸術学部に進みました。大学卒業後、筆を持った仕事がしたかったんです。それを達成する手段として、手っ取り早いのが “デザイン会社だ!” と思いました。「デザイナーになりたい」とかでなく、筆を持った仕事がしたいから、デザイン会社に入ったんです。
デザイン会社時代に学んだことは、デザイナーは、センス良くスマートに情報を整理整頓していくこと。私がやりたいのは情報を整理整頓することじゃないと思いました。
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アパレル関連の会社時代【過去】
デザイン会社からアパレル関連の会社に転職しました。洋服に直に絵を描けるお仕事でした。これはとっても楽しかったです。当然、クライアントのブランドイメージを重視して、絵を描くのですが、ある意味、すべて手描きなので、1点物です。しかし、いつしかメーカーの方向性が違うと感じ始めたんです。それでもやっぱり私は、「筆を使って絵を描きたい」という想いはありました。
自分の描きたいものが見つかり、色々なご縁をいただいた【過去】
今では、植物を中心としたイラストを描いていますが、たまたまモチーフが植物系になっただけなんです。暇つぶしで植物の絵を描いたんです。特別なことじゃないんですが、なんか楽しいと感じました。友達に暇だったから描いたと見せたら、「友達がすごい」って言ってくれたんです。えっ “これがすごいの?” って思いました。描いた絵に色を塗って、友達に見せると、「きれい!」と驚いてくれたんです。友人づたいで、どんどん私の絵が広がっていきました。「こういう人知ってるけど、今度これやらない?」や「イベントで知り合った人がCDのジャケットを書いて」とお仕事をいただいたり、紹介で知り合ったお店のオーナーに「namiちゃん、個展やらない?」とお声がけをいただき、個展を開催したりもしました。個展で「他には、どんな活動をしているんですか?」と問われたので、「どこにでも描きますよ」と元気よく答えました(笑)
その後、ボディペイントや深夜イベントのショーでキレイなモデルさんの体にライブペイントをやりました。観客の方が、みんな「おー」と盛り上がったのが、嬉しかったし、何よりも自分が楽しかったです。” namiちゃんの絵を見てると癒やされる。” とお声がけいただき、絵って幸せを届けることができるんだ……ならば、もっと私の絵を通じて、笑顔を増やしたいと思いました。今後も色々な場で表現活動をしていきます。
namiさんからのメッセージ【現在〜未来】
昔から絵一本で暮らすのは、難しいと言われています。だけど、今は束縛することが何もないです。だから、挑戦してみようと思い、崖から “えぇ〜い!!” と降りてみました。そしたら、落ちていくわけでなく、モモンガみたいに上昇気流でふわふわぷかぷか浮いていたんです。それは、とっても大切な家族や友人、出会ったステキな方々のおかげです。そして、ずっとずっと私を信じ続けてくれた母です……私が唯一自慢できる所って周りの友人・知人なんです。壁にぶつかると手を差し伸べてくれる方が出てくるんです。みんながいるから、今の自分がいられるという環境にとても感謝しています。みんなで色々助け合い、つながって多くの方を笑顔にしたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
編集後記
インタビュアーは宮内 達也でした。namiさんは、自分の直感を信じて進むけど、色々な方の支えがあって成り立っていると感じました。友人や知人を大切にする姿勢を尊敬しています。今後もReadyでご一緒していきたいと思っています。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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2014年 10月 19日
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