不動産会社を経営しながら子どもを育てている桂さん。現在のライフスタイルにいたったターニングポイントを中心に過去〜現在〜未来を語っていただきました。優しいステキな表情の中に隠れた想いとは……

株式会社MYコーポレーション 代表取締役 桂 美保（かつらみほ）1983年9月4日、福岡県出身、東京都在住。2002年に不動産会社に入社して不動産の道に足を踏み入れる。2006年に独立し株式会社MYコーポレーションを立ち上げる。会社を経営するかたわら、子どもを女手1つで育てる。人生のモットーは「私らしく生きる」です。

子どもを育てながら会社経営をするということ【現在】

ホームステイの留学生と子どもの2ショット

現在、不動産の会社を経営しながら8歳の子どもを育てています。子どもがいるので仕事は夕方まで。それ以降は子どもと過ごす時間にしています。帰宅して子どもと再会したとき、ほっとします。何より子どもの成長を感じることが生きがいなので、子どもの学校行事は仕事より優先で参加します。そんな自由がきく点が起業の一番のメリットかなぁと感じています。最近は子育てや仕事も落ち着いてきたのでホームステイの受け入れ等も積極的にプライベート時間を楽しんでいます。

選挙事務所のウグイス嬢兼秘書から不動産の世界へ【過去】

18歳のとき、親戚の選挙事務所ので福岡から上京しました。上京後、ウグイス嬢や秘書の仕事をしながら、楽しい日々を送っていました。選挙事務所の仕事をしているときに学んだことは、相手の本音を見抜く力です。「次の選挙では票を入れるね」と言ってくださる方が、本当に票を入れてくれるのか、すこし分かるようになりました（笑）
選挙事務所の手伝いをするなかで、東京の生活にとても魅力を感じたので、選挙事務所のが終わったあと、紹介で不動産業界に就職しました。不動産業界を選んだ理由は、住居は生きていくうえで一生必要なものだし、きっと自分の中でも人生で一番高い買い物になるので、そのときに自分で判断できる知識をつけておきたいと思い、選びました。
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不動産会社入社〜起業するまで【過去】

物件調査の仕事風景

不動産会社に入社して、まず賃貸を担当しました。賃貸営業のなか、売買の相談を受けることもありました。そのときの上司が賃貸・売買の枠にとらわれず何でも取り組ませてくれたので、不動産に関する知識をどんどん吸収することができました。ある程度、仕事ができるようになったときに子どもを授かりました。しかし、女手ひとつで子どもを育てながら、会社員は厳しいという現実があります。子育てと仕事を両立させる方法を考えた結果、起業する道を選びました。勤めていた会社の社長や取引先・仲間が支えてくれました。そして、何より大切な息子の存在のおかげで日々がんばれています。また、子育てにおいて、家族だけ、ママだけで育てるのは、子どもにとっても良い環境でないと思っています。先輩ママや仲間にどんどん甘えて親子で外から刺激をもらうように心がけています。

「仕事でピンチ、失敗はあるの？」そのときの対応は？

仕事でのピンチや失敗はたくさんあります（笑）自分の知識不足やルール通りやってもアクシデントはよくあります。そんなときは、誠心誠意、お詫びします。失敗は失敗なのですから……「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、私はそう思いません。ピンチはピンチです。ただ、ピンチをどう乗り越えるかによってチャンスにつながったり、自分がステップアップできると思っています。とにかくピンチから逃げないことを大事にしています。

桂 美保さんからのメッセージ【現在〜未来】

現在の自分にいたったターニングポイントは、子どもです。守るべき存在があるからこそがんばっていけます。不動産という仕事上、常に大金が動きます。また、不動産会社は都内だけでも2万4千社程度あります。そのなかで30代の私を選んでくださっているお客様を裏切らないよう、今後も誠心誠意、お客様と向き合っていきたいと思います。
ありきたりな言葉ですが、やらなかった後悔だけはしないように、あなたのためのあなたの人生、どう楽しむかはあなた次第です。せっかく女性に産まれたんだから子育てやオシャレなど、女性が味わえる人生を楽しみましょう♪

編集後記

今回は、桂美保さんを取材させていただきました。インタビュアーは宮内達也です。美保さんは、私が、もっとも大好きな親友です。バイタリティ溢れるなかに誠実さと負けん気を兼ね備えたステキな女性です。守るべき子どものために仕事とプライベートを自分らしく生きる、美保さんの人生は、必ず多くの方の参考になると思い、第1号インタビュー特集女性として登場していただきました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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