株式会社アドウェイズの小俣 香織(おまた かおり)さんにお話を伺いました。小俣さんのキャリアが多くの方の参考になれば幸いです。
目次
小俣 香織さんのプロフィール
株式会社アドウェイズ R&Dユニット チーフディレクター 小俣 香織(おまた かおり)東京都出身。高校卒業後、接客業に興味を持ちフィットネス業界などに携わる。その後、Webデザイナーの専門学校に通い、2007年アドウェイズにアルバイト入社、2009年に正社員へ。Webデザイナーを経て、コーポレートブランディングやデザイナーの教育に携わる。大切にしている考えは「いつでもフルスイング」
現在の業務内容
Webデザイナーを経て、チーフディレクターとして各プロジェクトのディレクション、デザイナーの採用・教育、さらにアドウェイズのブランドをどのように打ち出していくかを考える、コーポレートブランディングなどに携わっています。アドウェイズは「金儲けより人儲け」という経営理念があり、人にチャンスを与える文化があります。事業的な目標としては、世界10カ国のスマートフォン事業でナンバーワンになることを掲げており、それを達成するために広報チームと連動して目線を合わせて、デザインを決めています。ブランドロゴひとつにしても、このサービスをアドウェイズがやっているというのが分かるように、デザインで伝えることを重視しています。仕事のやりがいは、やはりデザインに携わっているので、作ったクリエイティブの評判が良かったときが1番のやりがいを感じます。
アドウェイズに入社したきっかけ
接客業に就きたくて高校卒業後にアパレルの仕事を始めました。その後、スポーツが好きということもありフィットネスクラブで働きました。フィットネス業界で仕事をしていたときにお客さまのつながりの大切さ、特に誰かのために何かをする。それにより、自分の周りにいる人がハッピーになる。ということを学び、その考えが今の仕事に活きていると思います。
その後、たまたまWebデザイナーという仕事を知り、興味を持ったため専門学校に通いました。そこで基本的な技術を身につけ、アドウェイズにアルバイトで入社しました。当時はデザイナーが数人しかいませんでしたが、今では20人以上います。アドウェイズらしさを社内外にアピールできるデザインを作りながらも、後輩のデザイナーがキャリアアップを想像できる環境を作っていきたいと思っています。
Webデザイナーになったばかりの時に苦労したこと
専門学校に通っていたとはいえ、Web業界で働くのは初めてでしたので、入社当初は、様々な業種のクライアントの広告デザインを作るのにとても苦労しました。特に金融のデザインがものすごく苦手でした。 ”しゅっとしたデザインでお願いします” みたいなオーダーが来るのですが、なかなか上手くいかずに作れど作れどやり直しで、その時の上司・営業担当と夜中まで修正作業を行いました。最終的にリリースすることはできましたが、自身の不甲斐なさを痛感しました。しかし、これを乗り越えていかなければと思いデザインの猛勉強をしました。色々なデザインを研究するために広告を集め、普段見ない雑誌を見て良いと感じたデザインを真似するようにしました。スクラップしたものを保存するようにして営業やクライアントが色々なデザインを見られるようにする工夫もしました。その甲斐あって、「AppDriver(アップドライバー)」という自社サービスのデザイン担当をしたときに、勉強してきた技術を活かすことができました。昔、先輩にアドバイスを貰った ”デザインは正解がない” という言葉を初めて実感しました。正解がないからこそ楽しい。デザイナーは、クライアントが求めるものを可視化・具現化して良いものをアウトプットすることが大切です。様々な経験を積んで、今では「しゅっとしたデザイン」が作れるようになりました(笑)
今後の展望
女性ならではの働き方、キャリアパスを描ける会社にしたいです。アドウェイズは、具体的に決められたキャリアパスがありません。私自身、以前はユニットマネージャーをやっていましたが、もっとディレクションにフォーカスしてやっていきたいと考え、ディレクターになりました。そのことにより見える景色と展望が変わりました。アドウェイズは、自分で思い描いた未来を実現するためにいくらでも挑戦できる環境です。今後、入社してくる社員にもその経験をさせてあげたいです。
また、最近社内に結婚している女性が増えており、私も2年前に結婚しました。全社員のうち女性は3割程度ですが、とても働きやすい環境だと思います。今後も家にいるより何かしらの形で働きたいと思っているので、仕事と家庭を両立できる女性になっていきたいと思います。
株式会社アドウェイズの紹介
インターネット広告事業やアプリ/コンテンツ事業を展開。昨今は、アジアを中心にスマートフォン向け広告事業に注力している。アジア、北米地域など10カ国に拠点を設けており、日本発の「グローバルカンパニー」として、世界を舞台に戦う。また、「金儲けより人儲け」という経営理念のもと、社員の成長を第一に考えた企業風土を確立し、社員を愛するための取り組みを行う課「愛社員課」などを設置している。コーポレートサイトはこちら
編集後記
株式会社アドウェイズの小俣さんを紹介しました。とてもしっかりとした考えとキャリアパスを描いて、仕事を積み重ねてきた女性という印象を受けました。小俣さんの考えや価値観を参考にしてみてくださいね!
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