福寿 満希の生き方!花の再資源化活動を通して、花・人・環境をつなげる
みづきさんは、ステキな人生を歩んでいるので、ご紹介させていただきます。
株式会社LORANS. –ローランズ–(旧:フローランガーデン株式会社) 代表取締役 福寿 満希(ふくじゅ みづき)1989年3月18日生まれ。石川県出身、東京都在住。大学卒業後、アスリートの肖像管理やスポーイベントの企画運営等を行うスポーツマネジメント会社に従事。2013年の春にフラワー業界に飛び出し、フローランガーデン株式会社を設立。人生のモットーは「社会の抱える問題に向き合える生き方をすること」
目次
フラワービジネスと花の再資源化プロジェクトを進める【現在】
フラワービジネスと共に「Flower Ring」という花の再資源化プロジェクトを進めています。花の再資源化プロジェクトとは、やむを得ず廃棄となってしまう花を再利用するプロジェクトです。これまで花の物流で、花屋さんで、やむを得ず捨てられてしまっていた花を『資源』と考え、その活用方法を検討し環境への貢献を図るとともに、”花=資源”という新しい概念のもと花の命の大切さを広く発信していくことを目標としています。花業界では、どうしても廃棄花が出てしまいます。花の仕事に関わる中で、それが当たり前となってしまっている現場に違和感を感じ、「花の第二の人生を作りたい」という想いでスタートしました。日比谷花壇グループのフレネットHIBIYA様にご協力を頂き、2014年母の日時期にやむを得ず廃棄予定となったカーネーションをお預かりし、再生紙を開発しました。名刺やはがきという最終商品として環境貢献に興味関心の高い個人や企業様に導入頂き、プロジェクトを継続させるためにも売上を作りながら、また次の花の再資源プロジェクトを進める費用を捻出していきます。ゴミとなっていたものが新しい商品になる。そこに新しい雇用が生れる。以前は考えられませんでしたが、今は雇用を生むことこそ、一番の社会貢献なのではないかと考えています。人と自然が共に喜ぶ仕事を作り、誰でもできる仕事より、自分たちだからこそできるサービスを作っていきたいと思っています。
スポーツマネジメントを目指した大学時代【過去】
学生時代は、中学からはじめたテニスに朝から晩まで明け暮れました。高校で選手をサポートする仕事があると知って、将来は選手をマネジメントする仕事を目指そうと順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツマネジメント学科に入学し、本格的にスポーツマネジメントを学びました。オリンピックの運営や放映権についてなど、スポーツを取り巻く環境について学び、そこにどう経済効果が期待され生まれているのか。今までのスポーツの見方と、がらりと違う角度で、スポーツをビジネスとして捉え学びました。大学卒業後は目標としていたスポーツマネジメント会社に勤めることができ、様々なジャンルの選手にもお会いして、物事の考え方や捉え方を直接伺わせて頂いたり、近くでお仕事をさせて頂けたことは本当に貴重な経験だと感じています。とにかく感じたことは、机上の勉強よりも実際の現場で体験することが本当の肥になるということ。いかに経済学やマーケティングの言葉を話せるかではなく、どれだけそれらの言葉を自分のものにして結果を出せるのか。私自身もまだまだ前会社でやれたことがあったと悔やむことはありますが、尊敬する上司には仕事の楽しさと責任のバランスを取ることの大切さを叩き込んで頂き、前会社は本当に皆様温かく、今後の人生に大変大切な気付きをたくさん頂けた日々でした。
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2年間の社会人を経て、フローランガーデンを設立【過去】
会社を立ち上げたきっかけは、「人生かけて挑戦してみないか」とかけてもらった言葉からです。精神的に弱った時に「花」に助けてもらっていた私ですが、もともとは大学2年生の時に大きな花束をもらったことをきっかけに、花を生活に取り入れるようになったことが花に興味を持つ始まりです。花がどうしたらキレイに見えるかを勉強し始めたこともあり、社会人の時、花の展示会に一度だけ出店しました。その時、会社を経営されている方にオフィスと自宅に花を手配してほしいとオファーを頂きました。そのときは会社に務めていたので時間もなくお断りをしたのですが、両親が少々体調を崩したこともあり、改めて5年後、10年後の自身の未来予想をした時、もっと両親との時間を大切にしたい、思い切り自分で時間を使いたい、もっと本気になりたい、そんなことを思いました。そしてフラワー装飾のオファーをくださった方から改めて声をかけて頂き、「人生かけて挑戦してみないか」と最後の後押しで、とまどいもありましたが花の世界での挑戦を決めました。会社を立ち上げた最も大きなきっかけは、展示会で出会ったそのキーマンです。人生の転機をくださったことに、心から感謝しています。その方の期待と気持ちに応えたい、という気持ちが今でも私のモチベーションになっています。
フローランガーデンの設立後【過去】
最初のオフィス装飾のお仕事で自分の生活費を補えるぐらいの発注をいただけましたが、それ以外はお恥ずかしい話白紙でした。試作品を作るにも、フラワーデザインを学ぶにもお金がかかります。「もっと勉強したい」、そのために仕事に力が入りました。ただがつがつ営業するのは苦手で、本当に素敵なお客様に助けられてここまできたと思います。今の会社のサービスは、お客様の “抱える問題を解決する” ことで作ってきました。お客様に成長させてもらい、今のフローランガーデンがあると思っています。新規獲得も非常に大切ですが、既存のお客様をずっと大切にしきたいです。
起業して2年経過しますが、苦労したことは資金繰りでしょうか。法人になると、個人とは動く金額も変わってきますし、「お国にこんなに支払いを…」と驚くこともありました。事前に”会社のお金“の勉強をしっかりしておくことは、今更ながらとても大切だと思います。ただ、身を持って勉強する、という、飛び込んだからこそできる勉強方法もありかとも思っています。元々体育会出身なので、その方が私には合っているのかもしれません。危なくない程度に…。今後もコツコツとできることを積み重ねて、会社を成長させていきたいと思います。
福寿 満希さんからのメッセージ【現在〜未来】
起業当初は、ずっと1人会社で良いと思っていました。しかし、花や会社のことを好きになってくれる人が現れ、メンバーが増えました。応援してくれる方、一緒に目標を目指しくれる仲間のためにも、会社を成長させていきたいです。
憧れの女性として、グーグルの創業メンバーで、現FacebookのCOOの「シェリル・サンドバーグさん」がいるのですが、ビジネスの世界で大活躍をしながらも、結婚して子育てもしている。当初は仕事をとにかく目一杯頑張ろうと思っていたのですが、今は子供を育ててこそ、女性である社会人としての役割が果たせるのではないかと感じています。誰かができるのだったら、私もできる。女性としての役割を果たすことも目標に持ちながら、ビジネスの世界でも会社を継続させ、雇用創出を目指していきます。特に、学生時代に特別支援学校(障害を持つ子供達が通う学校)の教員免許取得の勉強を行っていたため、将来的には特別支援学校に通う子供達の社会進出のためにも、障害者雇用の実現と斡旋を行いたいと今は猛勉強中です。目標が持てれば、または本気になれることがあれば、毎日は本当に眩しく楽しいものです。
フローランガーデンのご紹介
花は、「生誕の時」、「新たな門出を祝う時」、「感謝を伝える時」花は人生のあらゆる節目で登場し、大切な時を彩ります。フローランガーデンは、その瞬間をサポートするフラワーパートナーです。HPはこちらから。またフローランガーデンの売上の一部は、花の再資源化プロジェクトに活用させて頂きます。HPはこちらからご確認いただけます。
編集後記
インタビュアーは宮内 達也でした。みづきさんとは、今後もReadyや他の仕事でご一緒していきます。最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事がみなさまのロールモデル形成の一助になったと思えばシェア♪
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