江成 道子の生き方!女性が子どもを育てながらでも働きやすい社会を目指す
江成さんは、女性が活躍することができる社会を作るために精力的に動いています。ここにいたった経緯と今後の展望をお聞きしました。
一般社団法人日本シングルマザー支援協会 代表理事 江成 道子(えなり みちこ)1968年8月3日生まれ。東京都出身、神奈川県在住。16歳で高校を中退し、そのまま親元も離れて病院に就職。看護助手として数年働くが、高校卒業資格が欲しくなり通信制高校に入学。(通信の間だけ病院)その後20歳で結婚し、21歳で長女を出産。高校を卒業したのちは保険外交員として子育てをしながら働く。27歳で3人の子どもを連れて最初の離婚。シングルマザーとなる。ここから再婚までの3年間は穏やかに過ごす。30歳で再婚、四女、五女をもうけ、5人の母となる。そして37歳で2度目の離婚。2013年7月に今までの経験を活かした活動で起業がしたいと思い、日本シングルマザー支援協会を設立。現在は長女、次女が結婚し孫が二人いる。
目次
一般社団法人日本シングルマザー支援協会を運営【現在】
日本シングルマザー支援協会は、下記の3つの柱に沿って活動しています。
- お金を稼ぐ力を養う。
- 共感できるコミュニティ
- 再婚という幸せ。
団体を立ち上げる前にランチ会を開催したのが最初の活動です。共感し合える仲間が参加し、その仲間が増えることにより、次の日の心持ちが変わるんです。これを目の当たりにし、こういう場所を作ろうと思ったんです。再婚活イベントや就職シングルマザーと企業をつなぐイベントなどの活動を通して、「女性が働くことの社会理解」「女性たちの意識改革」などの啓蒙活動をしています。
[adsense]
看護師から営業の世界へ、そして起業【過去】
小学2年生のとき、やけどをして入院しました。アニメの「キャンディキャンディ」を入院中によく見ていて、主人公が「看護士」でした。アニメをきっかけに憧れの職業になりました。看護助士になりたいという想いもあり、16歳から看護助士の仕事に就き、合計4年間、看護助士の仕事をしました。その後、知人の紹介で営業の職種に興味を持ちました。すぐに日本生命に入社し、営業のイロハを学びました。保険業界は10年間在籍しました。出産や転勤を機に数回転職しましたが、最初の日本生命の営業教育が仕事のベースになっていると思います。その後、大手の浄水器販売会社に勤めました。大手企業って世の中の縮図なんだなということと、女性が “必要とされる人になっていくことの大切さ” を理解しました。”どんな難題もすべてこなそう” 、”いないと困ると言われる人になろう。” という意気込みを持って浄水器を販売していました。このとき、女性は多くの方から必要とされる生き方をするべきと思いました。20年間の営業人生で学んだことは、”トークが上手くても売れない。” 、”人により添えないと売れない。”ということです。何においてもコミュニケーション能力って大切だと気づました。子どもとの向き合い方や仕事の考え方など、私の根底にあることは、営業で学んだことです。その後、シングルマザー支援協会を設立しました。協会を立ち上げようと思ったきっかけは、自身が40代になり生活が落ち着いたとき、ふと若かったときの自分を思い出したんです。若かったときの自分は、将来が不安でした。女手1つで、子どもたちの人生を背負っていると思うと怖かったです。”なんで家庭を作って養っている人がいるんだろう?” と思っていました。あのときの自分と同じ境遇にいる女性に “心配しなくても大丈夫だよって” 言ってあげたいと思ったんです。
江成 道子さんからのメッセージ【現在〜未来】
最終的な目標は、ここは絶対に大丈夫という場所を作りたいです。現在、Facebookの中で「スマイルホーム」というグループがあります。色々な悩みが共有できる女性のコミュニティです。”面接にこれ着て行くけど、どうですか?”や “旦那がこんな考えなの、どう思う?” みたいな悩みをみんなで共有します。最終的にリアルスマイルホームを作ります。”お茶会をやったり” 、”子どもを預けることができたり” “逃げてきた人が数日泊まれたり” そんな場所を作って、みんなで支えあえるコミュニティを作ります。日本って離婚が悪いことだという風潮があります。離婚したら、勝手に “自分はダメ。”と思ってしまうんです。女性が子育てをしながらでも働きやすい世の中を。私たちは、”女性が働きやすい環境をシングルマザーから始めましょう。” という想いで活動しています。シングルマザーが輝けば、ママも輝けるようになる。子どもを産んで、キャリアも積める、という夢が持てるようになると思います。
一般社団法人日本シングルマザー支援協会のご紹介
「少し元気なシングルマザーがまだ元気になりきれていないシングルマザーの手を引こう」をスローガンに、シングルマザー、元シングルマザー、シングルマザーになる可能性がある人、シングルマザーを応援したい人たちで手をつなぎ、「女性が子どもを育てながらも働きやすい社会を目指す団体です。HPはこちら。ブログはこちら。
編集後記
インタビュアーは宮内 達也でした。江成さんとは、Readyや他の仕事でご一緒していきます。最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事がみなさまのロールモデル形成の一助になったと思えばシェア♪
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。