以前、Readyで取材させていただいた、永坂さんのご紹介であやこさんにお話を聴きました。素晴らしい考えを持ち、人当たりが良いステキな方です。過去のお話や今後の抱負を語っていただきました。

-bien-美宴代表　吉田 綾子（よしだあやこ）愛知県出身、愛知県名古屋市在住。1978年8月8日8時8分生まれ。（これが自慢です 笑）外国人や外国語に接する機会が多い環境の中、芸術と国際感覚を受け継ぎながら育つ。小学から大学まで、数々の留学経験を経て、語学のみでなく、国それぞれの文化、芸術に対する付加価値を学ぶ。音楽、異文化等、多方面に関わる姿勢が認められ、St. Matthew’s Collegiate School より多数表彰される。Irvine Valley College からは奨学金を授与。その後、創業大正７年、銘酒専門店「吉田屋」にて、お酒一本一本の味わいや行程、造り手さんの想いを伝えながら、お客様の目線を大切にした接客を心がけ酒類販売に携わる。2013年、数々の海外経験や国際的つながりを生かし、日本文化の魅力を伝える「美宴」を設立。2014年、国際唎酒師を取得。3児の母でもある。人生のモットーは、「自分の心に素直に生きる」

美宴で日本酒の魅力を世界へ広めていく【現在】

美宴のイベント風景

名古屋で100年続く、銘酒専門店「吉田屋」に嫁ぎ、日本酒に関する知見を深めてきました。2013年、美しい宴と書く「美宴」を立ち上げました。諸外国の言語を話せることは当然のことながら、日本酒に関する造詣も必要とされる「国際唎酒師」を取得し、日本酒をはじめとする「和」の文化を多くの方に広める活動をしていきます。

様々な国の文化を吸収した学生時代【過去】

留学時代、お世話になっていた場所にて

父がドラマーで外国の方々と演奏活動をしていたり、叔父が海外との交流に強かったということもあり、国際的な感覚を持ち合わせた人たちに囲まれた子ども時代でした。小６・中２・中３の夏休みにペンシルベニア州でのホームステイを経験。このことがきっかけとなり将来、アメリカの大学に行くことを決意。自分の更なる英語力を補うため、高校時代にはニュージーランドSt. Matthew’s Collegiate Schoolで一年間の寮生活を終えました。これまでの経験で学んだことは、１人の人間として考えや意見をしっかり持つこと。また、自然大国ニュージーランドならではの食物連鎖。家畜や植物を大切に育て、その命をいただいて、自分たちが生きている。このときの体験は何物にも変え難い素晴らしい経験となっています。その後、カリフォルニア州Irvine Valley College に進み、多種多様な人種から価値観を学び、国際的なつながりを育みました。

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100年続く銘酒専門店「吉田屋」に嫁ぐ【過去】

アメリカの短大を卒業後、すぐに結婚。代々続く銘酒専門店「吉田屋」に嫁ぎました。子どもを背負いながらの接客業務や事務作業をこなし、お客様からは「ここは昭和だね」と言われることもしばしば。楽しくもあり、勉強の連続でした。吉田屋での昔ながらの日本文化は、私が海外で得てきたものとは大きく異なりました。個々の意見、考えを尊重する海外。それに対し、人との調和を美徳とする日本。そのようなギャップの狭間で、自分は何を大切に生きていけば良いのかが、見えなくなる時も。しかし、様々な人種、多種多様な価値観がある中、人類共通するものは、心からの「笑顔」ではないかと思いました。仕事で学んだ日本酒の知見と、数々の海外経験や国際的つながりを生かすべく「美宴」の構想を思いつき、自分の心が喜び、笑顔になること。また、「和」を通して日本酒の魅力を発信し、人々が心から笑顔になることを願いながら活動していくことを決心しました。

吉田 綾子さんからのメッセージ【現在〜未来】

イベント風景

季節に合わせ、テーマを決め、お酒とお料理を楽しむ会「Bon Appetit!」や日本酒の魅力を発信するイベントを開催しています。2020年の東京オリンピック開催に向けて、伝統ある日本の文化を世界の方々に伝えていきたい。日本酒とはその場の主役になる時もあり、名脇役になる時もある。日本酒に関わる全てのこと。お料理、それを囲む空間、そういったものが美しい日本文化だと感じています。イベントなどを開催し、日本が誇る「和」の文化。日本酒の魅力を世界に広めていきます。

美宴のご紹介

日本酒、和のお食事、四季折々のお花、場をコーディネートし、その時、その場所、今しか味わえない特別な空間をお届けいたします。シンプルでありのままの姿に本物の美しさがあると思います。数々の海外経験や国際的つながりを生かし、日本文化の魅力を伝えます。「美宴」のHPはこちら

編集後記

インタビュアーは宮内 達也でした。あやこさんとは、Readyや他の仕事でご一緒していきます。最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事がみなさまのロールモデル形成の一助になったと思えばシェア♪