自分らしい生き方を見つけるべく、活動している美香さん。そこにいたるまでの心境の変化や今後の展望を語っていただきました。
松本 美香(まつもと みか)1986年5月14日生まれ。千葉県出身、千葉県在住。大学卒業後、大手電機メーカーグループで貿易業務に携わる。その後、通販化粧品の会社でマーケティングを担当。通販化粧品会社を退職後、夢だったフランス語学留学。帰国後、ドイツで起業をする決意をする。人生のモットーは「思い煩うことなく楽しく生きる」
目次
ドイツでの起業を目指して準備中【現在】
夢だった海外留学を経験して、「自分らしく生きる」「思ったことを行動に移す」というスタンスを持つようにでき、現在、ドイツで起業することを目標に準備中です。私が留学で感じた課題を解決できることで起業したいと思っています。具体的には決まっていませんが、私と同じように留学する人をサポートできることをやりたいと思っています。
海外留学に行きたかった大学時代【過去】
小さいときから海外に興味があり、小学5年生で家族でヨーロッパに行きました。そこで体験した思い出が忘れられず、中学生のときから漠然と留学したいという想いがありました。英語が好きだったため、早稲田大学の英文科に入学しました。大学生まで望んだことって何でも叶うと思っていました(笑)しかし、大学で長期留学を両親に反対され、そこで全てが叶うわけではないと気づきました。当時の自分の思い描く将来は、良い大学・良い企業・そのまま結婚して専業主婦。それ以外の選択肢を知らなかったんです。大学3年生のときに短期の語学留学でイギリスに行きました。そのとき、どうしてもここに住みたいと思いました。働きながら海外で暮らせるのが1番安全だと思い、海外で活躍する機会がある物流会社に就職しました。
大手電気メーカー〜通販化粧品会社時代【過去】
大手電気メーカーでは、貿易事務業務を行っていました。大手企業なのでルーティンワークが多く、成長しなきゃいけないという空気もなかったため、ぬるま湯の3年間を過ごしました。3年間の社会人生活である程度の資金も貯まりました。このまま海外に留学するのも良いと思ったんですが、留学動機が「ただそこに住みたい」という理由だったため、このまま海外に行って何か自分に残るのかが不安に思えました。当然、多少語学ができても強みになりません。帰国後が不安でした。そのため、もう少し仕事でスキルを高めたいと思い、自分の好きな化粧品業界のベンチャー企業に転職をしました。
通販をメインとするベンチャー化粧品会社で、インターネットマーケティングを担当していました。具体的には、ネットの新規顧客獲得で、Yahoo・Google広告やアフィリエイト広告、Tポイントでのプロモーション広告などを推進していました。既存顧客向けのキャンペーンは、夏と冬の限定コフレやメルマガの企画を手がけていました。商品も仕事も大好きでした。特にこの会社で経験した人生でかけがいのない思い出は、「広告代理店の人との出会い」です。ベンチャー企業の同い年ぐらいの人たちがみんなバリバリと仕事をしているんです。とても楽しくもあり、自分のちっぽけさを実感しました。環境の違いによる成長の早さを痛感しました。しかし、この経験を通して気づきました。『実際の私はこういう環境を望む。自分の思い描く将来は、良い大学・良い企業・そのまま結婚して専業主婦ではない』と。
ベンチャー企業で前向きに目標を持ち、仕事をがんばっている人との出会い。これがかけがいのない財産になり、夢だった語学留学に行く決意ができました。
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フランスでの語学留学を経てドイツでの起業を決意【過去】
感性を豊かにしたいと考え、フラワーアレンジメントや語学を学びにフランスに 留学しました。フランスに着いてから毎日がとても新鮮で楽しかったです。留学 生活3週間目に「モン・サン・ミッシェル」に行き、「天空の城 ラピュタ」にいる ような地平線が広がっていて、海と空と古い建物の中にいる自分がなんて幸せな んだろうと思いました。しかし、”この先、何十年も人生があるのに、これ以上の 幸せがない。” と感じたことに恐怖を覚えました。今まで、海外に住むことを目標に生きてきました。夢だった海外に来たけど、この先、何をしたいかも考えていませんでした。
コミュニケーションレベルの会話しかできないけど、フランス留学を通して、自分は勉強が好きだと思いました。フランスの大学院に進む、ビジネススクールでMBAを取得することを視野におき半年間の留学を終えて帰国しました。帰国後、化粧品会社時代の、通販コンサルの上司と再会し、いきさつを話したところ、『大学院とかMBAでなく、自分で独立してやってみればいいじゃん。苦労するけど、自分でできるんだったらその方がいい。』そのアドバイスで自分で動いて何かをやっていくのを想像してとてもワクワクしました。「自分はなにか自分らしいことをやりたい」、心の中にあった気持ちに気付かされ、ドイツで起業を目標に動く決意をしました。
松本 美香さんからのメッセージ
ドイツで起業することを目標に動いています。実現することは、すごい不安だけど行動しています。フランス行きを決断したときに、応援してくれる人が多かったのは、予想外でもあり嬉しいことでした。2014年は、出会いの年。付き合う友だちも変わり、周りには自分の目標を持って動いている人たちが多くなりました。怖くても動けばなんとかなると思います。先が不安で考えて考えて、踏み出せない場合、動いてしまえば、たとえ思っていた方向じゃなくても、何か新しいことが見えてくると思います。成功するか分からないけど、「やってみればいいじゃん」の気持ちで行動しています。
具体的に決まっていませんが、ドイツで留学サポートを始めようと思っています。私自身、ネットが発達していても現地情報を探すのが難しかったです。これから留学する人向けに不便さを取り除きたいと思い、語学学校の手配や留学生のサポートをする仕事をしたいと思っています。最近、やりたいことをやれる自分になってきました。今後も行動あるのみです。
編集後記
インタビュアーは宮内 達也でした。松本さんは、ステキな感性を持った女性でした。なぜか親近感を覚えました。考えが似ているのかなと思います。今後もReadyでご一緒できればと思っております。最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事がみなさまのロールモデル形成の一助になったと思えばシェア♪
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