以前、インタビューした会田さんのご紹介でお会いしました。平賀さんはとてもステキな女性でしっかりとした考えを持っていました。今の仕事や今後の展望をお伺いしました。
平賀 ゆかり(ひらが ゆかり)1983年生まれ。神奈川県出身、神奈川県在住。大学で教育学、専門学校でリハビリ学などをダブルスクールで学んだあと、病院に勤務。2011年に第一子を出産。2012年からベビーサイン・ベビーマッサージを出張や自宅で開催している。2013年に第二子を出産し、二児の母でもある。
目次
子育てをしながらベビーサイン・ベビーマッサージの教室を開催する
現在、病院で培ったリハビリの経験を元に、ベビーサイン・ベビーマッサージ教室を開催しています。ベビーマッサージで体の発達をサポート。ベビーサインでコミュニケーション力を育てる、この両軸で子どもの成長をサポートする活動をしています。
子どもは、しっかり子育てすれば、すくすくと育ってくれます。そこにリハビリで学んだ、ノウハウを入れると子どもの成長が早まります。自分で寝返りができない子は、天井を見ることしか知らないです。「ハイハイ」ができると情報を得るスピードが早まります。ちょっとした「発達のピース」が足りないことで成長が遅くなる子がいます。そうすると、脳に与える刺激が減ってしまいます。赤ちゃんに刺激を与えた方が子ども自身も楽しいし、世界が広くなります。子どもは、”育てる”でなく”育つ力”を持っています。色々な子どものサポートをしたくて、ベビーマッサージとベビーサインを広めています。
ベビーサインとは、まだうまく話せない赤ちゃんと簡単な手話やジェスチャーを使って「お話し」する育児法です。1990年代にアメリカで始まり、日本でも2000年以降たくさんのママやパパが実践しています。※ベビーサイン協会を参照
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リハビリの仕事を目指した経緯と仕事のやりがい
小学校からシンクロナイズドスイミングをやっていました。一時期、辛くて辞めたいと思ったこともあります。しかし、中学生のときに国体のエキシビジョンと障害を持った人を対象としたセレモニーのエキシビジョンに出場したことがあります。ハンディキャップを持った人がこんなに真剣に泳いでいる。『辛いなんて言ってられない。人をサポートする仕事がしたい』と思いました。その後、中学校3年生のとき、ベネッセから「仕事図鑑」の資料が届き、そこで「リハビリ」の仕事を見つけ、人のサポートができる仕事だと思いました。
高校卒業後、ダブルスクールで大学と専門学校に通いました。大学は、教育学を専攻。専門学校でリハビリの仕事に必要な解剖学、生理学、病理学、薬学、統計学、実際の治療方法などを学びました。座学終了後、実習を経て、病院に就職しました。現場での仕事は、サポートした患者様が元気になって歩いて帰ることが何よりの喜びです。難しいことは、「思うように上手く治療ができないとき」です。リハビリは、100人100通りの治療方法があります。すべての患者様に適した治療をしないといけません。もっと治療の時間を短くし、患者様の不安を取り除くことを常にしたいと思って仕事をしていました。
平賀 ゆかりさんからのメッセージ
夫婦で共働きなので、子どもが小学1年生になったら、学校が午前中に終わり「鍵っ子」になってしまいます。本当は子どもに”お帰り”って言いたいです。子どもと長く過ごせるようにしていきたいと思っています。リハビリで得た経験を地域の子どもに還元していきます。
自分で考え元気に遊べる「自己肯定感を持った子ども」が増えると、社会が良くなると思っています。与えられたことを勉強するだけじゃなく、自分で勉強する楽しさを知っていれば、どこの国でも通用する子どもに育つと思います。そういう子どもができる基礎をお母さんたちと作っていきたいです。当然、自分の子どもも、お金じゃなく愛情と時間をかけて育てていきます。自分で考えて遊べる、自分で考えて動ける大人に育ってほしいと思います。
ベビーサイン・ベビーマッサージ教室のご紹介
ベビーサイン・ベビーマッサージ教室「Bisou」では、赤ちゃんの発達に合わせたベビーマッサージで赤ちゃんの健やかな成長を促します。赤ちゃんへのタッチケアや体操をアドバイスしています。日々の活動やイベント情報はこちらのブログで紹介しています。
編集後記
インタビュアーは宮内 達也でした。ゆかりさんは、愛情いっぱいでお子さまを育てているステキな女性です。とても楽しい時間を過ごせました。短い時間でしたが、人として大好きになりました。今後もReadyでご一緒できればと思っています。最後までお読みいただき、ありがとうございます。この記事がみなさまのロールモデル形成の一助になったと思えばシェア♪
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